ニュースリリース
TSO500 ctDNAパネルを用いたリキッドバイオプシー受託解析開始のお知らせ
- 2021年4月23日
- 受託解析サービス
この度、TruSight Oncology 500(TSO500)ctDNAパネルを用いたリキッドバイオプシーの受託解析を開始することとなりましたのでお知らせいたします。
TSO500 ctDNAパネルを用いたリキッドバイオプシーでは、血液検体から523遺伝子を対象にした包括的ゲノムプロファイリングを行うことができます。血漿中のセルフリーDNAを抽出し、次世代シーケンサーNovaSeq6000システムを用いて、1塩基変異(SNV)、挿入・欠失(Indel)、コピー数多型(CNV)および融合遺伝子(Fusion gene)を解析し、腫瘍免疫バイオマーカーとなるマイクロサテライト不安定性(MSI)および腫瘍変異負荷(TMB)の測定を行います。さらに、DRAGEN TSO500 ctDNA Analysis Softwareにより、データ解析およびレポート作成を迅速に行います。
また、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織などの腫瘍検体を用いて同様の遺伝子解析を行うTruSight Oncology 500パネルもあわせて導入いたしました。TruSight Oncology 500パネルでは、523遺伝子を対象とした遺伝子変異および55遺伝子を対象とした融合遺伝子やスプライシングバリアントの解析を行います。
これらのパネルは、主要ガイドラインや臨床試験に準じたバイオマーカーを含んでいるため、個々のバイオマーカー解析を複数実施することなく、さまざまながん種に関連する523遺伝子および腫瘍免疫バイオマーカーを包括的に解析することができます。