TCRレパトア解析に関連する論文公表のお知らせ

2020年6月16日

プレスリリース

塩野義製薬株式会社は、食道がん患者15名を対象としたがん特異的ペプチドワクチンS-588410の第Ⅰ相臨床試験（探索的研究）を実施し、その成果をまとめた論文がCancer Immunology, Immunotherapy誌に掲載されました。本論文は、S-588410投与によって末梢血中でペプチド特異的なCD8陽性Tリンパ球が誘導され、さらには食道がん組織におけるCD8陽性細胞やPD-L1発現細胞が増加したことを報告するもので、S-588410と抗PD-1 / PD-L1抗体の併用による相乗効果の可能性を示すものです。

 

報告内容の一部（TCR レパトア解析）は、当社グループと塩野義製薬株式会社との共同研究によるもので、当社社員が本論文共著者として参加しております。

「TCR/BCRレパトア解析」受託解析サービスの詳細は、こちらをご参照ください。

論文は、Cancer Immunology, Immunotherapy誌にオンラインで公表されております。(https://link.springer.com/article/10.1007/s00262-020-02619-3)

 

(参考）オンコセラピー・サイエンス株式会社 ビジネスニュース　

「食道がん患者を対象としたがん特異的ペプチドワクチン S-588410 に関する 探索的研究成果の論文公表のお知らせ」

(https://www.oncotherapy.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/200612_01.pdf)