受託解析サービスのご利用にあたり、ヒト由来の臨床検体を用いる際は、以下についてご留意ください。
感染性が疑われる検体の取り扱いについて
- 検体にウイルス等による感染を疑うべき事情がある場合は、必ず弊社にご相談ください。安全の確認がとれない場合には、サービスの提供ができない場合がありますので、予めご了承ください。
- 以下の場合は、不活性化処理のご対応をお願いいたします。
- 「国立感染症研究所病原体等安全管理規程」に準じて、ヒトに対する病原性レベルが、レベル3以上の病原体等に感染している、あるいは感染の疑いがある患者由来の検体
- その他、弊社作業者の安全性確保が難しいと判断される検体。
- ご提供いただく検体が当該検体の送付日においてウイルス等に感染していたことに起因または関連して弊社に損害が生じた場合には、ウイルス等による感染についてのご認識の有無を問わず、弊社はお客様に対し、その損害を賠償していただくようご請求することがありますので、予めご了承ください。
臨床検体の輸送方法
臨床検体をお送りいただく場合は、弊社で専門の輸送業者を手配いたします。送付スケジュールの調整が必要となりますので、担当者よりご連絡いたします。ご提供いただいた検体は、業務期間中適切に保管し、業務終了後30日経過後廃棄いたします。返却をご希望の場合は、事前にご相談ください。
生命倫理上の取り扱い
ヒト由来の臨床検体を用いた弊社受託解析サービスのご利用にあたり、提供される検体が「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年12月22日制定、医学系倫理指針、文部科学省、厚生労働省、経済産業省)に従ったものであること、および以下について事前にご確認のうえ、ご提供ください。(ただし、既に学術的な価値が定まり、研究用として広く利用されており、かつ、一般に入手可能な試料は対象に含みません。)
- 研究内容について、お客様が所属する機関の医学系指針に関する倫理委員会等で、科学的正当性および倫理的妥当性について確認されていること
- インフォームド・コンセントを受けたものであること
- 個人が特定できないよう個人情報が匿名化されていること
- 受託解析サービス等の実施における安全性確保が明確にされていること